アウディ TTRS 発表会速報

アウディは、TTRSを発表した。
TTRSの発表会は、2010年2月2日 11:00からアウディフォーラム東京にて行われた。
TTRSは、TTベースのスポーツモデルで、2.5L直列5気筒エンジンを搭載し、MT仕様のみという走りを十分に楽しめるモデルとなっている。

アウディ TTRS

アウディTTRSの発表会において、アウディ ジャパン代表取締役のドミニク ベッシュ氏は、最近のアウディの業績について以下のように述べた。

欧州における販売台数 2009年1月~12月 アウディはプレミアムカーブランドの中でNO.1となる。2010年日本におけるアウディの販売台数は前年1月と比べ+29%と平均を大きく上回る。
今年で30周年を迎えるクワトロ。また日本でのクワトロモデル販売比率は高まっている。
2007年は36%、2008年は40%、2009年は53%と増加。

アウディTTRSの発表会会場には、アウディ スポーツクワトロS1も登場。
アウディ スポーツクワトロS1

TTRSの起源は1980年に発表されたAudi quattroだが、アウディは、このクルマでそれまでオフロード車のものだと思われていた4WDを量産乗用車として初めて搭載した。
しかし、アウディのエンジニアは、クワトロの持つ高いポテンシャルを見抜いており1984年には、ショートホイールを短縮し、エンジン出力を306psまで高めたAudi Sport quattroを発表した。

そして、80年代 半ばにはこのSport quattroを更にチューニングアップしたS1で世界ラリー選手権に出場し、数々の勝利を収め、そのポテンシャルの高さを証明した。
アウディの挑戦はこれに留まらず、ロッキー山脈で争われる「パイクスピーク・国際ヒルクライムレース」でS1は圧倒的な強さで3連勝を成し遂げ、「5気筒ターボエンジン+クワトロ」のパッケージングの優位性を証明した。

2つ目の革新は、デザインの革新だ。
初代TTは、1998年に発売され、バウハウスの要素を取り入れた、その革新的なデザインは自動車業界のみならず、デザイン業界全体に大きな衝撃を与えた。
アウディ TT 初代
初代のデザイン性、スポーツ性を更に昇華した2代目TTは、現在、コンパクトスポーツセグメントで圧倒的地位を築いている。
アウディ TT 2代目

TTRSは、このパワートレインとデザインの2つの革新を融合して生まれたモデルであり、その高いパフォーマンスの証としてアウディのモデルレンジ中で、トップレベルのハイパフォーマンスモデルのみに与えられる”RS”の称号を与えられデビューを果たすこととなった。
このポジショニングを支える3つの大きなセリングポイントは、以下の3点だ。

  1. 圧倒的なパワー、俊敏性/安定性を兼ね備えた走り
  2. 美とパワーが融合したデザイン
  3. 高い環境性能

アウディ TTRS 3つのポイント

圧倒的なパワー、俊敏性/安定性を兼ね備えた走り

走りについて真っ先に語らなければならないのは、やはり復活を遂げた伝説の5気筒ターボエンジン。
2.5Lの排気量から、340馬力の最高出力と、排気量クラスを超越した450Nm、これは、排気量が倍のエンジンのトルクにも相当するものだが、このトルクを低回転から発揮し6800回転もの最高回転まで一気に吹け上がる。
アウディ TTRS エンジン

この強大なトルクを受け止めるトランスミッションには6速マニュアルミッションを採用。
アウディ TTRS 6速MT

トランスミッションを経て伝達された強大なトルクはタイヤと路面との状況に応じて駆動力を配分する優れたクワトロ・フルタイム4WDシステムを介して路面に伝えられ圧倒的なドライビング・ダイナミクスを実現。
この優れたエンジン、トランスミッション、クワトロシステムによりTTRSは圧倒的なハイパフォーマンスを発揮している。
アウディ TTRS クワトロシステム

僅か4.6秒で時速100kmに達し、リミッターの作動する最高速の時速250kmまで体の奥底まで届く、甲高いエンジンサウンドを響かせながら一気に加速して行く。
アウディ TTRS パフォーマンス

美とパワーが融合したデザイン

フロントデザインの最大のハイライトは、アウディのDNAであるシングルフレームグリルを取り囲むように配置されたLEDを内蔵するヘッドランプ。
そして、その下に配置された大型のバンパー開口部だ。
アウディ TTRS フロント

TTRSのデザイン一つ一つは、単に見た目の為に施されたものでなく純粋に走る事を目的に行われている。
サイドビューにおいても卓越した機能美を感じることが出来る。
空気の流れを切り裂くように続くなだらかなボディー、上面のライン幅広のタイヤを包み込む様に形作られたフェンダーボディーの剛性を高める大きく張り出したサイドシル。
純粋に走り事を追い求めたからこそ醸し出される美しさが感じられるデザインとなっている。
アウディ TTRS サイド

リヤデザインのハイライトはボディー幅一杯に広げられたリヤスポイラーで、テールパイプを取り囲むようにデザインされたアンダーボディーのディフューザーと共に高速走行での性能の高さを主張。
アウディ TTRS リア

尚、走りの追求は室内の随所にも見られる。
ドライビングに必要な計器類は全てドライバー側に向き、ペダル、ステアリングと言った操作系は、ハイパフォーマンスモデルに相応しく、高い剛性を確保。
アウディ TTRS インテリア

又、室内外には、随所にTTRSのロゴが施されており、このクルマが特別な存在であることを主張し、ドライバーの気持ちを昂ぶらせる演出も。TTRSではレーシングカーに通じるの走り、デザインを獲得しているが、それは効率を犠牲にして実現されたものではなく、最新技術の導入により、高い環境性能も同時に実現している。
アウディ TTRS インテリア(ロゴ)

高い環境性能

TTRSにはハイパフォーマンスなエンジンを搭載しているが、このエンジンには、非常にこまかくコントロールしながら120バールの高圧で燃料を噴射することにより一滴の燃料から最大限のパワーを引き出すことに成功。
この直噴技術はルマン24時間レースで培われたものであり、5度の優勝でその効率の高さを物語っている。
又、ボディにはアウディ・スペース・フレームテクノロジーを採用。
アルミニウムとスチールを使用したハイブリッドボディとなっている。
これら、最先端の技術によりトータルとして、TTRSは非常に高い環境性能を有し、通常セダン以上の環境性能とレーシングカーに匹敵するパフォーマンスと言う、通常相反する実力を兼ね備えたクルマと言える。

TTRSの標準小売価格は835万円、初年度目標台数は100台。

アウディTT RSクーペ

排気量:2480~2480 cc

アウディ TT RSクーペ

 
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